世界中のスポーツファンが選ぶ、 もっとも印象的だったスポーツの瞬間
チャン・ファンヨンは配達員として働きながら、ボクサーとして成功するという夢を叶えるため努力を続けています。ファンヨンはある日、配達用スクーターの盗難に遭ってしまいます。犯人を2km追いかけたものの逃げられてしまいました。それでも彼は、配達中の料理だけは守り通しました。そんな仕事に対する姿勢が、中国のスポーツヒーローを生み出しました。
ヨシュア・キミッヒやレオン・ゴレツカといったFCバイエルン・ミュンヘンの選手が、新型コロナウイルス感染症のパンデミック中により財政の危機に瀕している慈善団体やグループ、組織を支援するためのWe Kick Coronaという活動を開始しました。現在までに500万ユーロもの募金が集まっています。
対コロナのマッチポイント
イタリアの街フィナーレ・リグレで2人の女の子が、屋上で信じられないようなテニスの練習を考え出しました。2人はこの練習を通じて、新型コロナウイルス感染症のロックダウン中でも、友情とスポーツに対する愛は終わらないことを証明しました。この2人の努力に、ロジャー・フェデラーの突撃訪問というご褒美が与えられました。
困難に立ち向かうレース
大寒波「フィロメナ」に襲われたスペインでは、すべての道路の交通が麻痺しました。しかしアルヴァロ・サンチェス医師は医療従事者の毅然とした精神を象徴するかのようなすさまじい精神力で、マドリード北西部のマハダオンダにある新型コロナウイルスに感染した患者のいる、勤務先の病院まで、17kmもの雪道を歩き通しました。
ロックダウンを超えたスポーツの団結
日本では、新型コロナウイルス感染症によりスポーツの試合や大会の中止が相次ぎ、才能あふれる高校生たちが進学先の大学やスポーツチームに力量を示すための機会が奪われてしまいました。そんな中、2人のラグビー元日本代表が立ち上げた団体「#スポーツを止めるな」により、その問題を解決する取り組みが行われています。
この感動的で魂を揺さぶる瞬間の詳細を見て、一番印象的だった瞬間に投票するには、www.laureus.com/voteをご覧ください。投票は5月6日(木)まで行われ、結果はセビリアで行われるローレウス世界スポーツ賞で発表されます。
日本のトップアスリート、為末大氏は次のように話します。「新型コロナウイルス感染症により、実に様々な場所に影響が及びました。特に日本の高校生たちは、スポーツマンとしてのキャリアを今後どう進めていけばいいかわからず、大変苦しんだことでしょう。そんな中で生まれた名案は今や、多くの若者のキャリアを助けるプロジェクトとなりました。『#スポーツを止めるな』は、このような困難の時期を乗り越えるために生まれた素晴らしい
らしい活動、良い取り組みです。多くの方々がローレウス・スポーティング・モーメント賞に投票してくださることを期待しています」
2000年にローレウス世界スポーツ賞から始まったローレウスは現在、慈善活動団体「ローレウス・スポーツ・フォー・グッド」を通じて、多大なる影響力を発揮し、スポーツを軸とした活発な社会活動を行っています。
ローレウスは設立以来、600万人を超える子どもや若者の生活を向上すべく取り組んできました。そして現在、世界中の250を超えるスポーツ関連のコミュニティプログラムを支援しており、ローレウスの最初の賛同者であるネルソン・マンデラ氏の「スポーツには世界を変える力がある」という言葉を実現しています。
またローレウスは、社会においてスポーツの価値を示し促進するためにアスリートたちが団結して声を上げ、スポーツ選手としての立場を生かしスポーツの枠を超えて大きなインパクト影響を与えることのできる場を提供しています。